加盟店キーパーズコラム『遺品整理屋は見た! Vol.68』
「今後増加する、解体できない事情」
先日、依頼を受けて解体の御見積へ行ってきました。
母屋と2階建てアパートの2棟の解体ですので、私の予想では400万円くらいかなと考えていたのです。
ところが行ってみてわかったのですが、外壁と屋根裏にアスベストが含まれていることがわかったのです。
これによって、解体費とほぼ同額のアスベスト処理費用が掛かることになったのです。
たしかに、健康被害のことを考えると、アスベストをしっかり除去することは重要な事です。
しかし、売れない貸せない不用な実家を解体するときにアスベスト除去が必要となった場合、
そんなに高額な費用を支払ってまで解体するという決断をされる方がどれほどおられるのでしょうか。
アスベスト除去の費用の50%以上の補助金を、行政が行わないとさ放置される空き家がもっと増加するでしょうね。
バックナンバー:
Vol.67 「キーパーズ遺品整理保険が出来ました」
Vol.66 「おひとりさまでもだいじょうぶノート」
Vol.65 「親戚のなかで一人住まいの人はいませんか?」
Vol.64 「遺品整理込みの不動産の買取」
Vol.63 「断食道場に来て今日が最終日です」
Vol.62 「相続した空き家の植栽で頭を抱える遺族」
Vol.61 「熱射病と日射病と熱中症の違い」
Vol.60 「にっちもさっちもいかない時には?」
Vol.59 「息子を亡くした元気な93歳の相続人」
Vol.58 「キーパーズ 遺品整理保険」が出来ました
Vol.57 自己主張が強すぎると損をする
Vol.56 便利なサービスには気を付けて
Vol.55 遺品整理の事前相談者の死
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Vol.53 さぼれるということ
Vol.52 「何」の選択肢を事前に用意するという気遣い
Vol.51 「事故物件」という言葉による心理的影響
Vol.50 「祭祀財産」にも相続税がかかるのです
Vol.49 不動産の売却希望者の増加
Vol.48 ロビーも駐車場はガラガラなのに・・・
Vol.47 コロナによる気づきと、価値観の変化