加盟店キーパーズコラム『遺品整理屋は見た! Vol.92』


「正直に言いますと」と「実は」と言う言葉


「正直に言いますと」や「実は」の言葉ですが、私はこの言葉を聞いた時に相手に恐ろしさや不信感をもちます。
この言葉を使う時は、知っている事実を発生後すぐに相手に伝えず、しばらく時間や日にちが経ってしまっていることが多く、
言わないといけなくなった時に冒頭には必ずつける言葉だと思いませんか?
文字だけを見ると、「正直に言いますと」は、事は正しいとこのようにも見えますが、
伝えるまでの時間の経過によって問題が大きくなったり、忘れてしまって事実が伝わらず、
重大な問題に発展する可能性があるとても危険なことです。言い換えれば、「隠していましたが」と言っているのと同じなのです。
誰でも事実を後で言われると、それまで騙されていたようにも感じますよね。
だから私は「正直に言いますと」と「実は」は使わないように会社のルールにしています。



バックナンバー:

Vol.91 「子供に相続させたくないが孫には相続させたい」

Vol.90 「残りの人生の一番若い今日を有効に」

Vol.89 「ご遺族の要望を絶対にお断りしないために」

Vol.88 「空き家になった実家の雑草のクレーム」 

Vol.87 「失敗しないために一番考える事」

Vol.86 「相続人が何人いるか把握できていますか?」

Vol.85 「相続税のかかるケースと注意点」

Vol.84 「自分の葬儀と埋葬の希望は、事前にしっかり伝えておくこと」

Vol.83 「親子は絶縁をしても、法律上の縁を切ることは出来ない」

Vol.82 「天国へ持っていきたいものはありますか」

Vol.81   「遺品の供養祭の品で気づかせてもらいました

Vol.80   「年末年始のお葬式

Vol.79 「放置される廃墟リゾートマンションの実情」

Vol.78 「おかげさまでキーパーズは20歳になりました」

Vol.77 「献体を希望する方々の増加」

Vol.76 「身内との絶縁関係で子供に迷惑をかけないように

Vol.75 「捨てる勇気と決断とその意味」

Vol.74 「良い結果を出す人、出せない人」

Vol.73 「2006年に私がお伺いした現場のブログですが」

Vol.72 「あとで言うね、いま言えないけどという人」

Vol.71 「もし自分が死んでも意識が有ったとしたら」

Vol.70 「親家片」でしなくてはならない5つのこと

Vol.69 「借地の家は相続登記しないと解体できないのか?

Vol.68 「今後増加する、解体できない事情」

Vol.67 「キーパーズ遺品整理保険が出来ました

Vol.66 「おひとりさまでもだいじょうぶノート

Vol.65 「親戚のなかで一人住まいの人はいませんか?」

Vol.64 「遺品整理込みの不動産の買取」

Vol.63 「断食道場に来て今日が最終日です」

Vol.62 「相続した空き家の植栽で頭を抱える遺族」

Vol.61 「熱射病と日射病と熱中症の違い」

Vol.60 「にっちもさっちもいかない時には?」

Vol.59 「息子を亡くした元気な93歳の相続人」

Vol.58 「キーパーズ 遺品整理保険」が出来ました

Vol.57 自己主張が強すぎると損をする

Vol.56 便利なサービスには気を付けて

Vol.55 遺品整理の事前相談者の死

Vol.54 毎年、頭の痛いカレンダー制作

Vol.53 さぼれるということ

Vol.52 「何」の選択肢を事前に用意するという気遣い

Vol.51 「事故物件」という言葉による心理的影響

Vol.50 「祭祀財産」にも相続税がかかるのです

Vol.49 不動産の売却希望者の増加

Vol.48 ロビーも駐車場はガラガラなのに・・・

Vol.47 コロナによる気づきと、価値観の変化