「天国から地獄へ」とはまさにこのことなのか・・・
ある遺品整理の現場で見つけた通帳を、無愛想だった息子様にお渡したところ、涙を流されて喜ばれたことがありました。
その後、息子さんが銀行へ行き、戻って来たときには“ムスッ”として一言も口を聞かなかったことがありました。
実は、亡くなったお母様が息子名義の通帳に数百万円を残していたのです。
それを知った息子さんは親への感謝や申し訳無さで涙を流していたということなのです。
しかし、銀行へ行き記帳してみたら、ほとんど出金されていて、残額がほぼ残っていなかったので、
銀行から帰ってきたときに、ムスッとされていたんですね。
なぜその口座からお金が引き出されていたのか、何に使ってしまったのかは、故人から聞くことはできません。
息子さんが、天国から地獄へ突き落されたような気持ちを想像せずにはいられませんでした。
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